前回に引き続き、コクソ掻いです。相変わらず、更新が遅い(^^;
コクソを再び埋めて 木地を平らにしていきます。
一回目のコクソは半日~一日おいて乾かします。生漆の乾く速度や季節、環境によって変わるので あくまでも目安です。
【漆の乾燥】については <漆とは?>に記述しました。→https://ululu-urushi.com/about-urushi/urushi-dry
一回目でだいたい埋まっているので、二回目は 綿コクソは無し。まず、かるくサンドペーパーでやすりをかけ 乾いたコクソの表面を荒らします。糊漆と木粉を混ぜてコクソをつくり、埋めていきます。
上の写真のように埋めたら 再び、半日~一日おいて乾かします。
仕上げの三回目のコクソです。
二回目で ほとんど埋まりましたが、乾くときに 糊漆や漆の水分が無くなるので若干へこみができます。その分を三回目で埋めてあげます。サンドペーパーで表面を荒らし、コクソは二回目と同じようにつくり 埋めます。
そして、また半日~一日乾かします。
漆の作業は 研ぐ(やする)→漆をつける→乾かす の地道な作業の繰り返しです。
次は 木地固めです。