漆の乾燥

DSC_0221

漆の乾燥とは 常温硬化と高温硬化の二種類。

【常温硬化】

通常、漆を乾かすという時は常温硬化のことを指す。

常温硬化には 漆風呂という塗った器物を入れる戸棚を

摂氏 20℃~30℃、湿度 65%~80% に保つことが必要。

乾くと表現するが、湿度が無くなるのではなく

漆液中の酵素の酸化で固化することをいう。

詳しくは、漆液中のウルシオールがラッカーゼ酵素の酸化作用で重合。空気中の酸素を取り入れる酸化と還元を繰り返すために高湿度を保つことが必要…などとあるのですが

その辺りは よくわからないので割愛☆

DSC_0176

高湿度ほど漆の中の酵素の活性は高く、乾きは早くなるが

早く乾きすぎると 塗膜に縮みができ、縮みの中は乾かなくなってしまうので注意が必要。

↓ これが縮み

IMG_20160709_115232

また、漆の乾きにかかる時間は 使用している漆や季節、漆風呂の温湿度によって変わる。

基本的には半日~一日おいて乾かす。

くちばし文鳥

【高温硬化】

焼き付けのこと。

摂氏 120℃以上の高温を加えるため、主に金属を素地にしたものに用いる。

熱により ウルシオールの重合反応を促して硬化させるため 常温硬化よりも早く乾く。

技法的には日本の鎧・兜の塗りと同じ。

鎧の黒や朱は漆の色なんです!