うるしな日々の事

米糊 番外編-ソクイ-

米糊の作り方の番外編で「ソクイ」に関して以前ページを作ったのですが、うっかり消えてしまったままになってました~。

米糊のページの作り方だと量が多すぎる…という方は こちらをどうぞ。

 

まずは、炊いたご飯を用意。炊きたてのやわらかいご飯なら そのままヘラや割りばしで練ります。冷やご飯なら レンジで温めてからの方が作りやすいです。

米粒がつぶれて だんだんと糊状になっていきます。ヘラでひっぱると伸びるようになれば、接着に使えるようになります。

漆に混ぜて使うなら、1,2滴 水を足して混ぜ ソクイの固さを調整します。

木地貼り合わせや金継ぎなら 粘み強め、コクソなどの混ぜ物をするなら やわらかめ、和紙を貼るなら水分多めにして 糊の強さで和紙が破れないように…というカンジです。

以上、ソクイの作り方でした!

2021年新作・オーダーまとめ

2021年に制作した新作&オーダー品を集めた画像を作っていたので、こちらに保存。Twitterだと流れて消えて行ってしまうので。

 

1年で けっこう制作してますね!それもこれも皆さまに支えていただいてるからです。感謝感謝です♪

漆の骨格標本展

先日(2022/2/25~3/8)、谷中「漆の骨格標本展」古今東西雑貨店イリアスにてミニ個展を開催いたしました。

卵殻技法を使って動物の骨格標本。いつもの小鳥たちとは違った雰囲気の作品になりました。

卵殻は ひとつ一つ ウズラの卵の殻を漆で接着していきます。殻の雰囲気が良いカンジに骨とマッチしてますね。

DMのメインビジュアルに使った羊さんは、角がアンモナイトになっています。数年前にミネラルマルシェで買ったアンモナイト。やっと使うことができました!漆以外の素材との組み合わせも面白いですね。

こちらのタイトルは「メメント・モリ」。

死を忘れる事なかれ。生のヒツジと死のヒツジが見つめ合っています。

平時には死を忘れがちですが、コロナ禍、ウクライナの戦争など最近は思い出させられることも増えました。辛く悲しい事ですが、生きるという事は死へ歩む事でもあります。死を忘れず、今をしっかりと生きてゆきたいものです。

 

その他の作品たち。

小鳥以外の動物たちも増えてまいりました。

ミニ個展は終了いたしましたが、イリアスさんの HP でご覧になれるものもあります。

 

自由に漆で遊ぶように作品を作る良いきっかけになったミニ個展でした♪

次は何を作りましょう。ワクワクです✨