あらためて作業工程の用語などを調べながら書いていると時間がかかってしまいますね(^^;
さて、前回のコクソ彫りのつづき、コクソ掻いです。
コクソ彫りした箇所をコクソで埋めていきます。
【コクソ】 漆、米糊、木粉、コクソ綿を混ぜてつくるパテの事。
まず、生漆と米糊を混ぜ合わせ 糊漆をつくります。そこに木粉、コクソ綿を練り込み程よい固さにします。コクソ綿は麻布を刻んだもの。混ざりやすいように かなり細かく刻んでいます。
できたコクソを竹ベラで押さえるようにして 埋めていきます。
一度に埋めてしまうと 漆が乾かなくなってしまうので二、三回に分けて埋め、面一になればOK。面一はツライチと読み、面が段差なく平らになることをいいます。
おもて、うら埋めました。
戸を開けたままの空風呂で乾かします。
→つづき