毎日、何を書けばいいのか悩んでしまうタイプで 夏休みの宿題の日記を書くのが苦手だった私…。書くことがあれば続けられるはず…!ということで、丸盆ができるまでで、漆の制作工程の説明をしていきたいと思います。
桐のはしばみ底板の丸盆です。
【はしばみ】 …無垢の板は乾燥すると反ったり狂いが出てきてしまいます。それを とめるための板組です。
では作業です!
まず、コクソ掻いするために コクソ彫りをします。
【コクソ彫り】…コクソ掻いをするために 木地の接着部分や割れ、節を彫り広げること。
【コクソ掻い】…掻い は カイ と読みます。コクソ彫りした箇所にコクソを充填して補強すること。
と書くとややこしいですが、接着部分の確認や 木地が痩せて接着部分が線で出てきてしまったり、割れたりするのを防ぐためにする作業です。
彫刻刀で板と板の接着箇所を彫ります。補強のための作業なのであまり深く彫る必要はありません。貫通させては元も子も無いので(笑)
板に節がある場合はそこも彫り、おもて うら両面を彫ります。
こんなカンジ。これでコクソ彫りは完了です。
コクソ掻い に続きます(*^^*)