米糊の作り方の番外編で「ソクイ」に関して以前ページを作ったのですが、うっかり消えてしまったままになってました~。
米糊のページの作り方だと量が多すぎる…という方は こちらをどうぞ。
まずは、炊いたご飯を用意。炊きたてのやわらかいご飯なら そのままヘラや割りばしで練ります。冷やご飯なら レンジで温めてからの方が作りやすいです。
米粒がつぶれて だんだんと糊状になっていきます。ヘラでひっぱると伸びるようになれば、接着に使えるようになります。
漆に混ぜて使うなら、1,2滴 水を足して混ぜ ソクイの固さを調整します。
木地貼り合わせや金継ぎなら 粘み強め、コクソなどの混ぜ物をするなら やわらかめ、和紙を貼るなら水分多めにして 糊の強さで和紙が破れないように…というカンジです。
以上、ソクイの作り方でした!
弟が製作した大きな木製地蔵菩薩(約170cm、60kg)を保有しております。大きく6分割になっており、胴体、腰の部分はダボ繋ぎとなっておりますが、両肩、腕の部分は胴体の両脇に置くだけとなっております。この部分が動く為、地震などで転倒するのが心配です。漆、木工ボンドで接着することも考えましたが、このご飯糊が最適と考えますが如何でしょうか? 現存する寄木の仏像の固定、接着はどの様になっているのでしょうか? 分かる方がいれば教えて下さい。
柴ワンコさま、返信遅くなりました。すみません。
漆小物の制作はしておりますが、仏像につきましては詳しくなく…。
接着については長く保存・補修・管理するのであれば、補修の点からお湯に浸したりすることで外すこともできる、ご飯糊(ソクイ)は良いかもしれません。
漆や木工用ボンドも悪くは無いのですが、補修の面からは難しくなるかもしれませんね。(仏像が漆塗りであれば、漆での接着もありかもしれません。)